平成23年8月7日
August 7, 2011
上砂川町 上砂川岳温泉 パンケの湯
実は著者はこの地の出身。遡ること40数年前、現在のパンケの湯の上流に年配のご夫婦で護る奥沢温泉と言うものがあった。当時は車両の通行できる道は無く、
湯治客も自分の米は背負って山道を温泉に向かったようだ。子供の私たちは小魚とりに夢中になって川沿いをさかのぼり、この湯治場を目にした。
やや衰退の気配が見えてはいたものの、この地の炭鉱はいまだ健在でお祭り、盆、正月には三井石炭が福利厚生で持つ映画館は無料開放、
祭りの露天も延々と街を埋め尽くす勢いがあった。
現在は、山肌を削って建てられた膨大な数の炭坑住宅もその多くが取り壊され、当時の名残を残す僅かの建築物が残されるだけになった。
ナトリウム一炭酸水素塩冷鉱泉。